上の子の”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策
2、3歳児を子育て中によく耳にする”赤ちゃんがえり”。
例に漏れず、我が家の上の子も赤ちゃんがえりをしました。しかし、私の間違った対応で赤ちゃんがえりを悪化させてしまったのです。
今回はそんな我が家の失敗談と、”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策をご紹介します。
”赤ちゃんがえり”真っ最中で先が見えずに苦しんでいるママのお役に、少しでも立てれば幸いです。
”赤ちゃんがえり”とは?いつまで続く?
”赤ちゃんがえり”とは
”赤ちゃんがえり”とは環境の変化や親の愛情の変化など様々な原因で始まり、ママの関心を引きたいが為に文字通り赤ちゃんに返る行動のことです。
”赤ちゃんがえり”の例
- 過度に甘える
- ママから離れたがらない
- 今までできていた事ができなくなる
- 赤ちゃんと同じことをしたがる
- 下の子に対して攻撃的になる
”赤ちゃんがえり”はいつまで続く
”赤ちゃんがえり”がいつまで続くかは、個人差が大きいようです。
下の子の出産や入園など何か新しいことが始まったのをきっかけに、ある日突然終わる子。成長と共にゆっくりと落ち着く子。ですので期間もまちまちです。短ければ1ヶ月以内、長ければ1年以上かかることもあるようです。
我が家の上の子の”赤ちゃんがえり”
“赤ちゃんがえり”のきっかけ
下の子の妊娠中に、上の子の”赤ちゃんがえり”が始まりました。
妊娠中、下の子を思いやる発言も多かったので、お姉ちゃんになる心の準備が順調に進んでいると思っていました。
ところが…妊娠10ヶ月目のある日。「赤ちゃ~ん!早く出ておいで~!」と私が言った瞬間です。上の子が目に涙をためて、私のお腹をパーーーンチ!!!
突然のことに驚き「叩いちゃだめ!!」と思わず大きな声で叱ってしまいました。
間違った対応で”赤ちゃんがえり”が悪化
産前に始まった上の子の”赤ちゃんがえり”。
産後は、本やネットに書かれているアドバイス通り「上の子優先・下の子のお世話は最低限」を心がけました。
それでも上の子の赤ちゃんがえりは徐々に悪化していったのです。
■初期 上の子:2歳9ヶ月~3歳1ヶ月(下の子:0~3ヶ月)
赤ちゃんことば
上の子の赤ちゃんがえりは「赤ちゃんことば」から始まりました。スタイをつけ、バブバブ言いながら下の子の隣にゴロン!まさに大きな赤ちゃんです。
そっちがそうならこっちだって!「可愛い赤ちゃんね~!おっぱいしましょうか~」と応えるとと、とても満足気でした。
しかし、赤ちゃんがえりは全くおさまりませんでした。
おもらし
今度は、トイレの回数が増えました。1時間に数回「トイレ行く。ママきて。」と言うのです。実際は出たり出なかったり。トイレットペーパーで遊びだしたので、ついつい「出るときだけ行こうね~」と言ってしまいました。
すると…おもらしに変わりました。1日に10回以上おもらしするようになったのです。
私は、おもらしにイライラしながら「失敗してもいいよ!だけど失敗しないようにしよう」そんな矛盾した言葉をかけていました。
そして、赤ちゃんがえりはピーク期を迎えるのです。
■ピーク期 上の子:3歳2~5ヶ月(下の子:4~7ヶ月)
登園拒否、夜泣き、おねしょ
おもらし、おねしょ、保育園への登園拒否、夜泣きに夜驚症?ピーク期は”赤ちゃんがえり”のオンパレードでした。
特に夜は大変で、寝ぼけて泣きながら暴れる上の子を抑えておねしょの着替えをさせたり…と眠れない夜が続きました。
なんとかしなければ!と上の子と2人でお出かけする時間を増やすことにしましたが、お出かけが終わると「赤ちゃんスイッチ押すね」と言い、赤ちゃんに戻ってしまうのでした。
悪化すればするほど、私のストレスも溜まっていきました。
”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策
”赤ちゃんがえり”が始まって7ヶ月。色々と対策を試行錯誤するうちに”あかちゃんがえり”がだんだんと落ち着いてきたのです。そこで、”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策をご紹介します。
対策
- 始まる前に戻す「家族みんなでお出かけ」
- ママも気分転換が必要!周りの人に相談してみた
- 発想の転換「○○するべき」をやめてイライラから脱却
1. 始まる前に戻す「家族みんなでお出かけ」
改めて”赤ちゃんがえり”が始まる前の生活を思い出してみました。
我が家は下の子が産まれる直前まで、週末は家族全員でお出かけをしていましたが、この約半年間はほとんどできていませんでした。
そこで、暖かくなった頃から、家族みんなでのお出かけを再開しました。
上の子にとっては、ママとの時間、パパとの時間よりも、全員が一緒に出かける時間が楽しかったのでしょう。
2. ママも気分転換が必要!周りの人に相談してみた
子どもはいつでもママが好き。そんなママがイライラしていては、子どもも楽しいはずがありません。そこで、気分転換にパパや両親、保育士さんや児童館のスタッフ、はたまた小児科の看護師さんやママ友に”赤ちゃんがえり”について話しました。
※普段から人の意見を否定してくるような人には相談しません。
相談したり、愚痴ったりすることだけでも結構気分転換になりましたし、「自分だけではない。決して愛情不足ではない。今の自分はママとしてできることをしている。」そんな風に自己肯定することができました。
気分転換できたことで、”赤ちゃんがえり”に寛容になり、イライラを子どもにぶつけることが減りました。
3. 発想の転換「○○するべき」をやめてイライラから脱却
”赤ちゃんがえり”が起こると、成長が逆行しているように感じたり、お世話しなければならないことが増えてさらにイライラします。
そこで、「トイレでおしっこするべき!」という固定観念を一旦忘れることにしました。
「別に今できなくってもよくない?」
ということで、パンツをオムツに戻したり、保育園も1ヶ月おやすみしました。おもらしや登園拒否にイライラすることがなくなりました。
3つの対策を始めた頃から、赤ちゃんがえりは落ち着いてきました。上の子は、週末のお出かけを楽しみにするようになり、その分平日の保育園への登園を頑張るようになり、保育園ではオムツは恥ずかしいのでパンツにすると言いだしました。
さらに、私がイライラして対応しないようにすると、おもらし、おねしょの緊張感から解放されたのか、夜泣きが落ち着きました。
少しずつ少しずつ時間をかけて、進んだり戻ったりしながら、徐々に赤ちゃんがえりが消えていきました。
まとめ
我が家の”赤ちゃんがえり”対策はいかがだったでしょうか?
なんとなく終わりが見えてきたので言えることですが、”赤ちゃんがえり”は必ず終わります。”赤ちゃんがえり”が悪化してしまっても、なんだかんだで終わるんだなぁと少しでも気が楽になっていただければ幸いです。今だけ!と信じて乗り切りましょう!