Z会幼児コースがおすすめ!年少コースを半年間受講してみた
大学入試に向けた通信教育で有名なZ会。2010年からZ会幼児コース(年長)が始まり、2013年にはZ会幼児コース(年少)が開講されました。
我が子も年少になり、そろそろ何か始めてみたいなと探していたところ、Z会の幼児コースは他社の教材と違い”THE お勉強”という感じではなかったので、受講してみることにしました。Z会幼児コース(年少)を始めて半年経ったので、実際に使ってみた感想や子どもの変化についてまとめます。
これから子どもに何かやらせてみようという方のお役に立てればと思います。
Z会幼児コースとは?
あと伸び力を育てる学習教材
Z会幼児コースは、実体験用のテキストとワーク学習でできています。教材を通して挑戦意欲や発見することで自信を積み重ね、「自ら学ぶ姿勢=あと伸び力」を育てることを目的に作られています。そのため実体験に重きが置かれています。子どもが親と一緒に自然や生活の中で考えたり実際に触れたりして学ぶためのヒントが、教材の中にたくさん入っています。
半年間受講してみた我が家でも、ひらがなが書けたり計算ができたりというような能力が育ったというより、挑戦したり頑張ったり工夫したりする力が備わってきたように感じています。
「自信・挑戦・発見・創造・対話」体験が得られる
Z会幼児コースでは、「5つの体験」を得られるとうたっています。ざっくりまとめるとこんな感じです。(詳しくはZ会幼児コースHPでご確認くださいませ)
Z会幼児コースを半年間受講してみました
我が家の定番は「一気にワーク学習+土日にゆっくり実体験」
ワーク学習
シールを貼ったりする課題が多くて楽しいらしく、遊び感覚で取組んでいます。ワーク学習は「今日全部やりたい!」と、届いたその日に全24ページを30分〜1時間で一気にやり切ります。
我が子は文字がまだ読めないため問題文は親が読んでいて、平日に届くと時間的に少しきついです。正直、平日は時間がないので、学習習慣をつける意味でも毎朝1枚やるとかに切り替えていきたいと思っています。
実体験
主に土日に取り組んでいます。ワークと同じく届いたその日にやりたがりますが、平日はどこに行ってやるとか、誰とやるとか、どんなことに気をつけようかなどをこどもと相談しながら過ごします。
親子で体を動かしたりする課題の場合は、パパに任せることもあります。普段仕事であまり子どもと一緒に遊べていないパパでも、課題があると遊びやすそうです。
Z会幼児コースだからできた体験
それでは、Z会幼児コースの実際の課題に取り組んだ我が子の「自信・挑戦・発見・創造・対話」体験例を一部ご紹介したいと思います。
「自信」を体験
ワーク学習の問題で、8つのひらがなの中から「あ」と「お」を探してシールを貼ります。すでにひらがなが読める子にとっては簡単な内容ですが、そうでない子どもでも無理なく「できる→できるから楽しい→楽しいから続けられる」と自信を持てるレベルだと思います。
子どもが3歳になる前に、ひらがなのドリルをさせてみたのですが、字を鉛筆でなぞるのがどうも苦痛だったようで全く続きませんでした。ところが、Z会のワーク学習では、シールを貼ったり色を塗ったりと子どもの好きな要素が盛り込まれていることや、仲間探しなどの子どもが楽しめるアプローチで文字や数字に触れます。我が子もできる問題が多く、少し自信がついてきたようで楽しく取り組んでいます。
「挑戦」と「創造」を体験
実体験用の課題で、親子で玉ねぎの皮むきにチャレンジしました。玉ねぎの皮は薄いので子どもはなかなかむけません。試行錯誤しながらむいた後は、包丁で一緒に切ってカレーの具材にしました。子どもは食べながら「これ自分でむいた玉ねぎなんだ〜。今度はニンジンをむいてお味噌汁作るのとかどう?」と提案してくれました。まさに、自分で挑戦し創造したことで、次へつながる意欲を持てた体験でした。
もしかすると、こんなの教材がなくてもできるんじゃない?と思われる方もおられるかもしれませんが、Z会の教材では「ことば」「数・形・理論」「自然・環境」「生活・自立」「表現・身体活動」など5つの領域の課題が用意されており、私には思いつかないようなアイデアがたくさん詰まっています。
「対話」と「発見」を体験
実体験で、月を数日に一回継続して観察する課題をやってみました。月の満ち欠けのシールが用意されているので、観察した日の月の形を選んで貼っていきました。すると子どもが「お月様ってさ〜形が変わっていくんだけど、大きさも変わってない?」と言ったのです。私も「これはチャンス!」と思い、「なんでだろう???不思議だよね。本で調べてみる?」と応えました。結局、子ども用の科学図鑑の説明は我が子にはまだ理解できなかったのですが「なんでかなぁ?」と未だに関心を持っています。一緒に取り組んで対話があったからこそ興味・関心が続いているのだと思います。
また、Z会幼児コースには保護者用の冊子もあり、各課題のやり方やコツ、効果的な声かけの仕方、小学校の学習とどのようにつながっていくのかなど細かくフォローしてくれるので、どんな風に声をかければいいかわからない時の参考になります。
Z会幼児コースをオススメしたいご家庭
Z会幼児コースの評判は真っ二つ!!
Z会幼児コースの評判・口コミがネットの掲示板や幼児教育のサイトに色々と書かれていますが、良い悪いが人によってはっきり分かれます。この差は、ご家庭での教育方針の違いによるのではないでしょうか。
良い口コミ
- 実体験の中での気づきが楽しい。
- 親子でできるのが楽しい。親も教え方のコツがわかる。
- DVDなどの余計なものが増えない。
- 実体験は小学生の自由研究にもつながるような内容。
悪い口コミ
- ワーク学習の問題が簡単すぎる。年少でひらがなが読める子には物足りない。
- 実体験をうたっているが、教材がなくてもできるような内容。
- 実体験に時間が取られすぎる。
Z会をおすすめしたいご家庭
幼児期は実体験を通して、考える力や意欲をしっかり伸ばしたい。ただし、実体験に有意義な課題を見つけるのが難しい…そんなご家庭にZ会幼児コースはおすすめです。
ひらがなや数のようなお勉強の課題は少し簡単かなと思うので、先取りで色々お勉強させたいと思われている方には物足りないと思います。全くのゼロから始めますというお子さんでしたら、飽きずにできる良い量・内容ではないでしょうか。
我が家は今のところ先取りで勉強させる必要はないと思っていますが、日常生活の中で文字や数に興味を持たせることがあまり出来ていないと気になっていました。そのため、興味を持って楽しくワーク学習に取り組んでくれているので、ちょうどいいレベルかなと思います。
Z会幼児コース(年少)を始めて我が子の成長を一番感じられたのは、意欲やモチベーションの面です。これまで単発的だった興味が継続したり、次の興味・関心につながるようになりました。また、自分で考えて自分でやりたい!そんな想いが強くなったように感じます。”実体験でお子さんの意欲・モチベーションを育てたい”そんなご家庭にはZ会幼児コースはおすすめです。キャンペーンもやっていたりするので、ご興味あのある方はこちらからサンプルを取り寄せてみてください。
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上の子の”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策
2、3歳児を子育て中によく耳にする”赤ちゃんがえり”。
例に漏れず、我が家の上の子も赤ちゃんがえりをしました。しかし、私の間違った対応で赤ちゃんがえりを悪化させてしまったのです。
今回はそんな我が家の失敗談と、”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策をご紹介します。
”赤ちゃんがえり”真っ最中で先が見えずに苦しんでいるママのお役に、少しでも立てれば幸いです。
”赤ちゃんがえり”とは?いつまで続く?
”赤ちゃんがえり”とは
”赤ちゃんがえり”とは環境の変化や親の愛情の変化など様々な原因で始まり、ママの関心を引きたいが為に文字通り赤ちゃんに返る行動のことです。
”赤ちゃんがえり”の例
- 過度に甘える
- ママから離れたがらない
- 今までできていた事ができなくなる
- 赤ちゃんと同じことをしたがる
- 下の子に対して攻撃的になる
”赤ちゃんがえり”はいつまで続く
”赤ちゃんがえり”がいつまで続くかは、個人差が大きいようです。
下の子の出産や入園など何か新しいことが始まったのをきっかけに、ある日突然終わる子。成長と共にゆっくりと落ち着く子。ですので期間もまちまちです。短ければ1ヶ月以内、長ければ1年以上かかることもあるようです。
我が家の上の子の”赤ちゃんがえり”
“赤ちゃんがえり”のきっかけ
下の子の妊娠中に、上の子の”赤ちゃんがえり”が始まりました。
妊娠中、下の子を思いやる発言も多かったので、お姉ちゃんになる心の準備が順調に進んでいると思っていました。
ところが…妊娠10ヶ月目のある日。「赤ちゃ~ん!早く出ておいで~!」と私が言った瞬間です。上の子が目に涙をためて、私のお腹をパーーーンチ!!!
突然のことに驚き「叩いちゃだめ!!」と思わず大きな声で叱ってしまいました。
間違った対応で”赤ちゃんがえり”が悪化
産前に始まった上の子の”赤ちゃんがえり”。
産後は、本やネットに書かれているアドバイス通り「上の子優先・下の子のお世話は最低限」を心がけました。
それでも上の子の赤ちゃんがえりは徐々に悪化していったのです。
■初期 上の子:2歳9ヶ月~3歳1ヶ月(下の子:0~3ヶ月)
赤ちゃんことば
上の子の赤ちゃんがえりは「赤ちゃんことば」から始まりました。スタイをつけ、バブバブ言いながら下の子の隣にゴロン!まさに大きな赤ちゃんです。
そっちがそうならこっちだって!「可愛い赤ちゃんね~!おっぱいしましょうか~」と応えるとと、とても満足気でした。
しかし、赤ちゃんがえりは全くおさまりませんでした。
おもらし
今度は、トイレの回数が増えました。1時間に数回「トイレ行く。ママきて。」と言うのです。実際は出たり出なかったり。トイレットペーパーで遊びだしたので、ついつい「出るときだけ行こうね~」と言ってしまいました。
すると…おもらしに変わりました。1日に10回以上おもらしするようになったのです。
私は、おもらしにイライラしながら「失敗してもいいよ!だけど失敗しないようにしよう」そんな矛盾した言葉をかけていました。
そして、赤ちゃんがえりはピーク期を迎えるのです。
■ピーク期 上の子:3歳2~5ヶ月(下の子:4~7ヶ月)
登園拒否、夜泣き、おねしょ
おもらし、おねしょ、保育園への登園拒否、夜泣きに夜驚症?ピーク期は”赤ちゃんがえり”のオンパレードでした。
特に夜は大変で、寝ぼけて泣きながら暴れる上の子を抑えておねしょの着替えをさせたり…と眠れない夜が続きました。
なんとかしなければ!と上の子と2人でお出かけする時間を増やすことにしましたが、お出かけが終わると「赤ちゃんスイッチ押すね」と言い、赤ちゃんに戻ってしまうのでした。
悪化すればするほど、私のストレスも溜まっていきました。
”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策
”赤ちゃんがえり”が始まって7ヶ月。色々と対策を試行錯誤するうちに”あかちゃんがえり”がだんだんと落ち着いてきたのです。そこで、”赤ちゃんがえり”に効いた3つの対策をご紹介します。
対策
- 始まる前に戻す「家族みんなでお出かけ」
- ママも気分転換が必要!周りの人に相談してみた
- 発想の転換「○○するべき」をやめてイライラから脱却
1. 始まる前に戻す「家族みんなでお出かけ」
改めて”赤ちゃんがえり”が始まる前の生活を思い出してみました。
我が家は下の子が産まれる直前まで、週末は家族全員でお出かけをしていましたが、この約半年間はほとんどできていませんでした。
そこで、暖かくなった頃から、家族みんなでのお出かけを再開しました。
上の子にとっては、ママとの時間、パパとの時間よりも、全員が一緒に出かける時間が楽しかったのでしょう。
2. ママも気分転換が必要!周りの人に相談してみた
子どもはいつでもママが好き。そんなママがイライラしていては、子どもも楽しいはずがありません。そこで、気分転換にパパや両親、保育士さんや児童館のスタッフ、はたまた小児科の看護師さんやママ友に”赤ちゃんがえり”について話しました。
※普段から人の意見を否定してくるような人には相談しません。
相談したり、愚痴ったりすることだけでも結構気分転換になりましたし、「自分だけではない。決して愛情不足ではない。今の自分はママとしてできることをしている。」そんな風に自己肯定することができました。
気分転換できたことで、”赤ちゃんがえり”に寛容になり、イライラを子どもにぶつけることが減りました。
3. 発想の転換「○○するべき」をやめてイライラから脱却
”赤ちゃんがえり”が起こると、成長が逆行しているように感じたり、お世話しなければならないことが増えてさらにイライラします。
そこで、「トイレでおしっこするべき!」という固定観念を一旦忘れることにしました。
「別に今できなくってもよくない?」
ということで、パンツをオムツに戻したり、保育園も1ヶ月おやすみしました。おもらしや登園拒否にイライラすることがなくなりました。
3つの対策を始めた頃から、赤ちゃんがえりは落ち着いてきました。上の子は、週末のお出かけを楽しみにするようになり、その分平日の保育園への登園を頑張るようになり、保育園ではオムツは恥ずかしいのでパンツにすると言いだしました。
さらに、私がイライラして対応しないようにすると、おもらし、おねしょの緊張感から解放されたのか、夜泣きが落ち着きました。
少しずつ少しずつ時間をかけて、進んだり戻ったりしながら、徐々に赤ちゃんがえりが消えていきました。
まとめ
我が家の”赤ちゃんがえり”対策はいかがだったでしょうか?
なんとなく終わりが見えてきたので言えることですが、”赤ちゃんがえり”は必ず終わります。”赤ちゃんがえり”が悪化してしまっても、なんだかんだで終わるんだなぁと少しでも気が楽になっていただければ幸いです。今だけ!と信じて乗り切りましょう!