はじめてのプログラミング学習にオススメ 〜4歳児とプログラミング学習用無料アプリ「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」を使ってみた〜
最近テレビや雑誌でよく聞く、子どものプログラミング教育。小学校での必修化や大学生入試でも必要になるそうですね。大学時代に私もプログラミングを学んだのですが、いよいよ子どもも勉強する時代になったんだなぁ…と思うとともに、自分が勉強した時に感じた面白さや考え方などをどうやったら子どもに伝えられるだろう?どうしたら子どもが楽しんで自分の力にできるだろうか?と悩むところです。
また、巷ではプログラミング講座や教室は人気の習いごとにもなりつつあるようで、親である自分たちはプログラミング教育を受けていないので「何もやらせてなかったら、学校でうちの子おいてかれるんじゃない…!?」とご心配の方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は幼児でも楽しく&お手軽にできるプログラミング学習用の無料アプリ「コード・A・ピラー(Code-a-pillar by Fisher Price)」をご紹介し、わが子と使ってみた感想をレポートしたいと思います!
うちの子にもプログラミング学習をやらせてみたいという方のご参考になれば幸いです。
- プログラミングを学習する目的
- はじめてのプログラミング学習は無料アプリがオススメ
- 遊び感覚で学べるプログラミング学習用おすすめ無料アプリ「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」
- 飽き性な4歳わが子と使ってみた
- まとめ
プログラミングを学習する目的
小学校で始まるプログラミング教育は、「プログラミング」という科目ができるわけではないそうです。算数や理科など今ある教科の中で実践することになり、具体的にどの学年のどの教科・単元で、どれくらいの時間数でプログラミングを扱うかは、各学校が判断するそうです。
雑誌やテレビでは一部の子ども天才プログラマーが取り上げられていますが、多くの親御さんさんが、我が子に「天才プログラマーになってほしい!」なんてことは思っていないと思います。私も国語、算数、英語のように一般教養のレベルで学んでくれればと思っています。また、プログラミング教育で一番大切なことは、プログラミングを学習することが目的ではなく、あくまでプログラミングの時に使う論理思考を学んだり、試行錯誤して問題を解決する経験、はたまた自分で何かを作り上げる経験をするための手段だと思っています。
一方で、将来AIやロボットが人に変わって仕事をするような時代になると言われており、日本の労働人口の49%がAIやロボットに取って代わられるというような調査結果もあります。そんな時代に生きる我が子がAIやロボットを扱うためにも最低限の必須の技術・知識ではないかと思っています。
なぜ子ども達がプログラミングを学ばなければいけないのかと調べていたところ、総務省のHPに「なるほど。納得」という資料がありましたのでご紹介します。
「プログラミング的思考」とは?
自分が意図する一連の活動活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの対応した記号を、どのように組み合わせたらよいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけばより意図した活動に近づくのかといったことを論理的に考えていく力。
なぜ プログラミング必修化が必要か
理科の「電気」が教育課程に導入されることにより、「社会で広く使われている技術を科学的に理解する」ことに役立っているのと同様に、21世紀において社会で幅広く活用されているコンピュータについて、その動作原理を科学的に理解するために、義務教育でプログラミングが必要と考えられます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000464776.pdf
2020年小学校プログラミング必修化どう準備するか「一般社団法人みんなのコード 利根川裕太」(総務省)
はじめてのプログラミング学習は無料アプリがオススメ
なんでもそうですが、勉強の入り口は楽しいものであるべきだと思います。(特に子どもの場合は)。そして、始めやすさを考えるとお手軽であることも大事ですよね。
子どものプログラミング学習用に、色々なおもちゃや書籍が販売されており、また教室も続々と開催されています。でも、正直、もうちょっと手軽&プログラミング的な思考を直観的に学べるようなものはないかと探してみました。
その結果、ちょうど良いスマホやタブレット用の「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」というアプリを見つけました!
遊び感覚で学べるプログラミング学習用おすすめ無料アプリ「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」
FisherPriceの「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」。我が子4歳がどハマりしています。実はこれ、オモチャも売ってるんですよね。
Think & Learn プログラミングロボ コード・A・ピラー
プログラミング学習の導入みたいな感じで3歳くらいから遊べるオモチャで、本体のパーツが進み方を命令できるようになっています。本体の順番を入れ替えればあおむしの進み方がかわります。プログラミング学習のさわりとしてこのおもちゃもありだなと思ってはみたものの結構幅を取りそうなので、我が家では却下されました。
そこでオススメなのが、このオモチャの無料アプリ「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」です!(オモチャ買わなくても使えます)
遊び方は簡単。進みかたの命令を選んで組立ててあおむしが進むための道を作るだけです。右側に並んだ命令を道の上まで指で引っ張ってきて、動かします。道ができたら幼虫をタッチしてみると、自分で組立てた道順に幼虫が進みます。
道が間違ってると急ブレーキの音とともにあおむしがとまります。何度か間違えると、置くべき命令がうっすらと表示されます。「ゴールにたどり着くまでの道順を一つずつ分解して考えるプロセス」がプログラミング思考そのものです。
レベル1では命令が2つ(前に進む、右に曲がる)。レベルが上がるとどんどん命令の種類が増え、進む、曲がる以外に「葉っぱを食べる、ダンスする、ジャンプする」などの命令が使えます。また、道もどんどん複雑になってきます。遊び方は単純ですが、あおむしが動く時やダンスをする時には楽しい音楽が流れ、子どもを飽きさせません。
各ステージの最後には、あおむしが指定した枚数の葉っぱを食べさせるゲームをします。本アプリは日本語対応していないので、終始英語で話しかけてきますが、絵や数字も出てくるので、子どもは直観的にわかるようです。
こちらは「3枚の葉っぱを食べさせて」とあおむしが話しかけてくるので、葉っぱが3枚くっついているものを選んであげるとあおむしが喜びます。
アプリのダウンロードはこちらからどうぞ。
飽き性な4歳わが子と使ってみた
4歳になるわが子とコード・A・ピラー(Code-a-pillar)を使ってみました。すぐ飽きるかもと思っていたのですが、意外にもどハマりしました!逆に毎日こればっかりやっていたらどうしよう…と一瞬心配しましたが、杞憂で、どうやらこれ頭を使うのでしばらくすると疲れる様です。
ただし、夢中になってやめられないお子さんも出てくると思ので、一応使って良い時間やスマホ、タブレットの使い方についてのルールはご家庭で決めておかれるのが無難かなと思います。
最初だけ一緒にやってみましたが、だんだん子どもも試すということに慣れてきて、1人でできるように。レベルが上がるごとに見せにきてくれました。また、最初は何度も失敗して試行錯誤していましたが、頭の中で動きを想像してうまく命令を組合せられるようになってきています。遊びながら、しっかりと頭の体操してます。
まとめ
今回は楽しく簡単に始められるプログラミング学習として「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」というスマホ・タブレット用の無料アプリをご紹介しました。
4歳のわが子と「コード・A・ピラー(Code-a-pillar)」を使ってみたところ、「プログラミング的な思考」を幼児でも直感的に&遊びながら学べ、シンプルだけど飽きさせないアプリなので、わが家でも継続して取り組みたいです。
何かしら子どもにプログラミング学習をやらせてみたいけど、何からやろうか迷っているというような方にもおすすめです。